賃貸の更新料の相場とは?金額の交渉や分割払いは可能?

賃貸物件の更新料は支払うわないといけないのでしょうか。支払いをしないことは可能なのかもしくは相場はいくらくらいなのかといった疑問を解消していきます。契約を更新せずに引っ越しする場合の注意点であったり、支払いを遅延するとどうなるか、更新料の支払いがない物件とはどのようなものかについても解説していきます。

賃貸の更新料は支払い必須?

賃貸 更新料

賃貸契約の期間満了後も継続して同じ物件に住むケースにおいて、更新料を支払いが必要になるかどうかはどのような契約を結んでいるかによります。

契約書に更新料の支払いが書かれているならば、更新のたびに記載されている金額を支払わなくてはなりません。お部屋の家賃は更新料や初期費用などの金額を全て考えたうえで決められているからです。

一般的な賃貸物件の契約期間は2年間となっており、2年間に1度は更新料を支払う契約になっていることが多いです。

契約書に更新料に関する記載が何もない場合は更新料の支払いは不要となります。記載がないにもかかわらず、更新料の請求書が送られてきた場合は、不動産屋さんに内容を確認してください。

更新料の支払いは地域によって差があります

賃貸 更新料

地域によって、更新料を徴収しているかどうかは大きく変わります。少し古いデータですが、国土交通省が平成19年に実施した「民間賃貸住宅に係る実態調査」によれば、都道府県別の更新料徴収割合は以下のようになっておりました。

北海道 28.5%

東京都 65%

千葉県 82.9%

愛知県 40.6%

大阪府 0%

広島県 19.1%

これによると、関東では更新料がかかることが一般的なのですが、大阪の物件では不要となっていると言えます。ヘヤクレスを利用していただければ、コンシェルジュが、更新手数料無料のお部屋を紹介してくれるのでトータルコストを安くすることができます!是非ご検討を!

更新料の支払いをしないことは可能?

 

賃貸 更新料

契約書に更新料の記載があるのであれば、支払いを拒否することはできません。更新料は法的に決められた費用ではないのですが、契約を結んでいる場合には取り決めに従う義務が発生します。

更新料の支払いが必要かどうかをめぐっての裁判では、契約書に記載されている更新料が法外な金額でないケースは、支払いを逃れることはできないという判決が下されています。

更新料の支払いをしない場合は、強制退去になることがほとんどです。また、支払いが遅れた分の延滞金を上乗せされることもあります。最悪のケースとしては、大家さんもしくは管理会社に訴えられることもあるので注意してください。

更新料の値下げ交渉は可能ですが、難易度はかなり高いです。大家さんは契約時に決めた金額を収益のあてにしていますし、交渉に応じずに退去されても他の入居者を探せばいいからです。

ただ、家賃を滞納したり問題を起こしたりしていないならば、交渉に乗ってくれる大家さんもいます。交渉してみるの無料でできるので、是非やってみましょう。

契約の更新月には家賃2ヵ月分程の費用がかかる

賃貸 更新料

一般的に契約の更新月には家賃2ヵ月分の費用がかかります。賃貸契約の更新料だけならば家賃1~2ヶ月分のみとなりますが、家賃保証会社や火災保険なども同じタイミングで更新をしなければならないので、場合によっては2ヵ月分より少し足が出ると思います。

もちろん、通常の家賃の支払いもありますので、賃貸契約の更新月には通常に比べてかなりの費用がかかるので準備しておいてください。一般的には、契約の満了となる日からさかのぼって2~4ヶ月程前に契約の更新をするかどうかの確認書類が送られてきます。更新をする場合は、更新料の支払期日から遅れないようにお金を準備しておいてください。

更新する月に支払う費用の項目と平均相場をまとめたので参考にしてみてください。家賃保証会社との契約をしていないケースでは、保証会社利用料は必要ないということにご留意ください。また、更新手数料とは、物件の管理会社に支払う手数料のことで、大家さんに支払うものではありません。

更新料 家賃1~2ヶ月分

更新手数料 家賃の0.25~0.5ヶ月分

家賃保証会社利用料 20,000円

火災保険更新料 15,000円

上記の相場を家賃ごとに計算してみると、以下の一覧のような相場になります。更新料の値段によって大きく異なるので、更新料が1ヶ月分の場合と2ヶ月分の場合に分けてまとめました。

1ヶ月分の場合  2ヶ月分の場合

5万  約10万円  約15万円

10万 約20万円  約30万円

15万 約25万円  約40万円

引っ越しと契約更新はどちらの方が安くなる?

賃貸 更新料

賃貸契約の更新をやめて引っ越す場合には、少なくとも家賃4ヶ月分以上の費用が発生します。

家賃10万円の部屋を更新したケースの費用は約20-30万円ほどですが、家賃10万円の別の部屋に引っ越すことを選択すると、初期費用で40万円以上はかかることになります。

更新料を支払うよりも高い場合がほとんどとなるので短期の視点では「お金が無いから更新せずに引っ越す」という選択肢は無いと思います。もっと家賃が安いお部屋に住んで、長期的にコストを安くすることは可能です。

賃貸契約の更新をしないで引っ越すケースは、賃貸契約の更新をしない旨を1~3ヶ月前に済ませるようにしてください。そうすれば、更新料を払う必要がなくなります。余計な費用がかからなくなるので、費用を抑えて引っ越したいと考えているのであれば、更新費用は払わなくて良いタイミングを狙う必要があります。

更新料の支払いが遅れそうであれば

更新料の支払いは、数日程度ならば待ってもらえるケースがあります。どうしてもお金が用意できないときは、大家さんや不動産屋に相談をしてみてください。

また、入居中に家賃をしっかりと払い、ほかの住民とトラブルを起こしたりすることがなければ、分割払いに変更してくれることもあります。

支払い日の延長や分割払いのような特例については、大家さんがどのように考えるかによって決まります。支払いが難しい場合は出来るだけ早くきちんと事情を説明したほうが問題がなくなります。

更新料なしの物件ってあるの?

更新料を払う必要がない物件は、少ないですが探せばそれなりにあります。「更新料」という費用の存在に納得ができないなら、お部屋探しをするときに更新料の必要がない物件を探すと良いと思います。

ですが、物件情報サイトによっては更新料なしという絞り込みを行えないことがあります。そのような場合は、特集ページを参照したり、フリーワード検索をしてみる、または不動産屋に直接聞いてみましょう。

1~3ヶ月前には退去の連絡を入れましょう

契約を更新することなく引っ越す場合は、前もって管理会社、もしくは大家さんに連絡しておきましょう。賃貸契約によりますが、遅くとも1ヶ月前までに連絡が必要、早いケースだと3ヶ月前までに必要なことがあります。無駄なお金を払うことが無いように、よく確認して下さい。

契約更新のお知らせは、更新日の1~3ヶ月前までに送られてきます。お知らせが届く前には連絡しておけば、必要のない更新料を払う必要は確実に無くなります。退去の連絡はなるべく早くしましょう。

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