家賃交渉は基本的にはなかなかむつかしいという現状があります。どうしても家賃をさげたいという場合は、交渉がしやすい時期を狙ったりとポイントがあります。
入学入社、転勤がかさなる、引越しの繁忙期シーズンが過ぎたタイミングはチャンスとなります。4月末以降は閑散期に入りますので5月、6月、7月くらいまではかなり習いめです。
ほかにもポイントやコストを抑える方法がありますので、説明をしていきます。
5-7月と11-12月は家賃交渉の相談に乗ってくれる可能性が高い
4月中旬以降は繁忙期が終り、引っ越しへの需要がおおきくおちこみます。
そこからは閑散期となり、引っ越す人はかなり少なくなります。一般的な会社の異動シーズンは4月もしくは10月なので、次の繁忙期がはじまる8月まで入居者がはいらず、賃料を得られない可能性があります。
10月付近の繁忙期シーズンがおわったあとの11月以降も引越し需要はおおきくおちこみます。賃貸不動産のオーナーである大家さんは、入居者がいなければ、収益源がありません。
そのため、収益を少しでもあげるために家賃交渉に応じてくれることがあるのです。
繁忙期の家賃交渉は絶望的
繁忙期はひっきりなしに入居希望者が来るので、家賃交渉をしなくても、すぐに次の入居希望者が来ます。
需要が高ければ、大家さんも収益が定期的にはいらなくなる心配がありません。入居希望者が多い繁忙期は、家賃交渉は難しいです。繁忙期に家賃交渉を成功させられる可能性はかなり低いです。
そもそも物件が駅から遠い等で、入居者が集まらない等、建物自体に問題がないかぎり、交渉できることはほとんどないと考えておいてください。
成功しても家賃の数%程度と考えましょう
家賃値引き交渉が成功しても、抜本的に家賃が変わるということはありません。
数%程度でもさげてもらえれば儲けものです。交渉は数千円単位で行うのが無難です。徐々に交渉するようにしましょう。
6万円の家賃なら2000円ほど、10万円の家賃なら3000円ほどの家賃を値下げできたら大成功です。
家賃交渉の成功率って何パーセントくらい？
家賃交渉の成功率は全体の5%~10%くらいです。しかもほとんどが1000円~2000円単位です。
なにも知らない人は、家賃は簡単に下がるものと考えていますが、賃貸物件の契約時の敷金や礼金といった初期費用よりも、圧倒的に難易度が高いです。
賃貸契約で、家賃だけ唯一永続的な収入になるので、大家もそう簡単に値下げには応じてくれません。
家賃交渉の効果的な方法
家賃交渉におけるポイントや留意点を説明していきます。家賃交渉はあくまでお願いということを常に念頭においてください。
家賃交渉はしっかりと住む意思を示してからにしましょう
交渉を成功させる確率を上げるには「値引きしてくれたら住みます！」という姿勢でのぞむことも大切です。
無理を承知で大幅な値引きを要求したり、住むか住まないか分からないような人に対して、大家さんも前向きに家賃交渉には応じてくれません。
大家さんにしっかりした人とわかるように
“いい人”という印象を与えることで、面倒なことにならなそうだし、「ちょっとくらい家賃を下げても、ずっと家賃収入があるならいっか！」と思わせることも意外に効果的です。
大家はトラブルや風評被害を嫌います。安定した家賃収入を期待できるなら、家賃をすこしくらい下げてもいいかなと感じる大家さんも多いです。
家賃の値下げが出来るのは、ご紹介しました通り4月~6月と11月の閑散期で、さらに値下げできても家賃の3%ほどです。お部屋の契約時に一番難易度が高いので、敷金や礼金を交渉した方が、現実的にお得になる可能性が高いと思います。
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