仲介手数料の値下げ交渉ポイントまとめ

賃貸契約で発生する仲介手数料の値下げはどのように、いつ切り出すのは効果的なのでしょうか。

仲介手数料を減額してもらうのに最適な交渉方法や、そもそも交渉が難しい賃貸物件、不動産会社が交渉に対応してくれる背景等を話します。

初期費用を抑える他の手段も是非参考にして下さい。

仲介手数料を抑えてもらう交渉方法

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賃貸契約の仲介手数料を下げることのできる交渉方法を解説します。

①申込書を提出する前に交渉する

仲介手数料を下げる交渉ポイントは「申込書をまとめるとき」が良いです。

お部屋を探しているタイミングで交渉すれば、初期費用が抑えられる物件を紹介してくれますが、希望にあわない物件を紹介されて時間が無駄になることがあります。

申込書を出した後では、既に決められた仲介手数料を承認したこととなり、交渉できません。

②契約する意思を示す

シンプルに仲介手数料を下げてほしいと伝えるのではなく、もう少し仲介手数料が下がれば契約を決めたいと話すことで、交渉の余地をつくりましょう。

引っ越しの予定日が決まっている場合は、日程を伝えることで契約を決めてくれるお客さんと認識されるので、交渉を前向きにとらえてくれる傾向にあります。

③各社の見積もりを比較する

数社の不動産会社で同じお部屋の見積もりを出してもらい、その見積もりを比較しながら交渉しましょう。

シンプルに一番安い不動産会社をを選ぶのも手ですが、見積もりを比較して最も費用を抑えられる不動産会社で契約したいと各社に伝えることで、仲介手数料を下げてくれる可能性が高くなります。

④コストは抑えたいとしっかり伝える

見積もりを確認した後に、コストが高いと思った場合は、しっかりと予算がないことを話してください。

見積金額が高く予算を超えており、お金が足りないと話すと、仲介手数料を下げて、初期費用の調整してくれることがあります。

具体的な予算金額を伝えると、どれくらいコストを抑えると契約してもらえるのかが、不動産会社の方もわかるので交渉がしやすくなります。

⑤可能であれば引っ越し時期を4~7月の閑散期にする

引っ越し時期が未定で、良いお部屋が見つかれば引っ越しを検討しようと考えている方は、4月~7月の閑散期に仲介手数料を下げてもらう交渉をするとよいと思います。

春の引っ越しピークが落ち着き、賃貸契約の閑散期となります。

契約数が減少し、不動産会社も稼ぐのが難しい時期なので、仲介手数料を下げる交渉がうまくいくことが多いです。

閑散期に空いているお部屋は、次にくる繁忙シーズンまで約半年~1年間も空いたままのことがあり、大家さんもかなり焦ります。

良いお部屋なのですが、コストを抑えたいので相談させて欲しいと伝えれば、交渉に応じてくれます。

仲介手数料を下げられない場合とは

仲介手数料 値下げ

仲介手数料は、必ず下げてもらえるとは限りません。下記のケースでは、難しいと断られることがあります。

1つの不動産会社のみお部屋を取り扱っている

ほかの不動産会社に取り扱う権利が出回っていない物件ですと、仲介手数料の交渉が難しくなります。

他の不動産会社で同じ物件を見たと伝えても、自社管理物件のためそのようなことはないと交渉を断られます。

最繁忙期(1-3月)に仲介手数料の値下げ交渉をしている

引っ越しの最繁忙シーズンとなる1月~3月は、仲介手数料を下げる交渉に応じてくれることはほとんどありません。

仲介手数料を下げなくても、そのまま借りてくれる他の入居希望者が存在するからです。

繁忙シーズンは賃貸契約需要も高まっており、不動産会社も接客で相当大変になっています。

不動産会社の営業担当はお客さんの交渉に対応する余裕がないことも多く、値下げしなくても契約が成立していきます。

強気な交渉は控えましょう

仲介手数料を下げてもらう交渉はお願いというスタンスで臨むべきです。

強気な交渉をしてしまうと相手に与える印象も悪く、断られてしまいます。

仲介手数料を値切れないだけではなく、不動産会社からのイメージが悪くなり、そもそも入所審査に落ちてしまい、希望したお部屋に住めなくなることもあります。あくまで、お願いをするという意識で交渉を進めて下さい。

仲介手数料をキャンペーン等ですでに大きく値下げしている

仲介手数料半額キャンペーンなどの施策ですでに仲介手数料が安くなっているケースでは、交渉をしないほうが無難です。

断られる可能性が高く、強く値下げを要求する面倒な客というイメージを与えてしまい、審査等が難しくなることがあります。

不動産会社が仲介手数料の値下げ交渉をうけるのはどうして

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不動産会社が仲介手数料の値引き交渉に応じてくれるのはどのようなときなのでしょうか。

①大家さんから広告料の支給がある

不動産会社が、大家さんから入居募集のために広告料を受け取っているケースでは、仲介手数料の値引き交渉を考えてくれます。

広告料が家賃の数ヶ月分ほど支給されていれば、仲介手数料を下げたとしても、不動産会社はしっかりと利益を確保できます。

物件により広告料が付いているかどうかは違うこともありますし、入居者がそれを知ることは基本的にできないので、はじめからその存在を知ったうえで交渉することはできません。

②利益額が小さくても契約を決めたい

仲介手数料の値下げ交渉に応じて、利益が小さくなるとしても、契約すること自体を優先して仲介手数料を下げることがあります。

不動産会社の売上が予算目標から乖離している場合は、たとえ利益幅は小さくなっても、他に流れるよりはよいと考えます。

とくに、すでにお話させていただいているように、賃貸契約の閑散期にはこの傾向が強く出ます。

仲介手数料の値下げ以外にも費用を抑えることはできます!

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仲介手数料の値下げは難しそうであったり、値下げ交渉があまり得意でないという方のために、初期費用を抑える他の方法を紹介します。

敷金や礼金のない賃貸物件を検討する

敷金や礼金がかからない賃貸物件を契約して、初期費用を抑えましょう。

敷金礼金はそれぞれ、少なくとも家賃の1ヶ月分ほどのコストがかかります。

敷金・礼金は無しで、家賃10万円の賃貸契約を結んだケースでは、20万円も費用を抑えられることになります。

ただし、敷金は退去時のお部屋の修繕に充てられるお金なので、退去の際に返金されます。

敷金なしの賃貸物件は、敷金の代わりにハウスクリーニング代を支払うことになります。

お部屋をきれいに使ったり、しっかりと掃除をしておけば、ハウスクリーニング代はそれほどかからず、敷金の一部が帰ってくることを考えても、トータルコストで安くなります。

また、もちろん敷金がないことにより、初期費用を抑えることができます。交渉が必要ないので仲介手数料の値下げをしてもらうよりも簡単に費用を抑えることができます。

フリーレント期間付与物件を検討する

フリーレント期間付与物件は、事前に契約で決められた期間の家賃が無料となる賃貸物件です。

初期費用として、ほとんどのケースで当月のと翌月の家賃を払うことになっているので、フリーレント期間の家賃がかからなければ、初期費用を抑えられます。

フリーレント付与物件では、少なくとも家賃の0.5~1ヶ月分がかからなくなるので、1ヶ月分の家賃がかかりません。

仲介手数料の値下げ交渉をするよりもコストカットが簡単にできます。

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