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AI AUTO REPLY

AIで自動返信は
どこまでできるか

「AIでどこまで自動化できるか」の答えは、文章生成の性能ではなく物件データベースに答えが載っているかで決まります。工程ごとの線引きと、誤案内を防ぐために必要な歯止めを整理しました。

結論

AIの自動返信でできることは、「物件データベースに答えが載っているかどうか」で線引きされます。文章生成の性能ではありません。

  • 自動化できる:空室照会、条件での絞り込み、初期費用の計算、提案文の作成、データに載っている質問への回答
  • 自動化してはいけない:データに根拠がない事柄(個別判断・オーナー確認が要る条件など)。断定すると誤案内になる
  • 根拠がないものは「確認中です」と返して人に渡すのが、速さと正確さを両立させる唯一の設計
  • 送信は当初は人が確認。精度を確認してから自動送信の可否を判断する
WHERE THE LINE IS

工程ごとの自動化の線引き

反響対応を工程に分解すると、自動化できる範囲とできない範囲がはっきり分かれます。

工程
AIで自動化できる
人が判断する
内容の読み取り
エリア・入居時期・期間・人数・予算・ペット同伴・指定物件・質問の抽出。書式が決まっていない自由文でも読み取れる
「来月頭」「9月中旬」など幅のある表現を何日と解釈するかの社内基準
空室の照会
在庫データベースへの照会と、入居可能日・次の予約から実際に案内できる期間を算出
データが更新されていない物件の扱い(入居可能日が過去のまま残っている等)
物件の絞り込み
希望日に空きがない・最低契約日数に満たない・エリア外・予算超過の除外
「この物件は薦めない」といった社内のNG基準。データには書かれていない
金額の計算
賃料・水道光熱費・清掃費・追加人数・繁忙期加算などの積算
料金表に載っていない条件、値引き交渉、イレギュラーな精算
質問への回答
データに記載がある項目(最低契約日数・間取り・設備・支払方法など)
記載がない項目すべて。キャンセル料の個別判断、法人契約の可否など
送信の判断
返信文の作成、担当者への通知
送信してよいかの最終確認(精度が確認できるまでは人が実施)
SAFEGUARDS

誤案内を防ぐために必要な3つの歯止め

自動返信で事故が起きるのは、AIが「知らないことを知らないと言えない」ときです。実装で必要になった歯止めは次の3つでした。

01

根拠がないことは書かせない

物件データに記載がない質問には推測で答えず、「確認中です。確認が取れ次第ご案内します」とお客様にお伝えし、その質問を担当者の確認タスクとして通知します。返信は止めずに送りつつ、嘘は書かない形にできます。

02

情報が欠けているときは金額を出さない

料金の内訳が揃わない物件で「分かる項目だけ」を合計すると、実際より安い金額を提示することになります。安く言って後から高くなるのは最も重いクレーム要因のため、揃わないときは合計を出さず個別案内に回します。

03

データの持ち方まで確認する

「ペット可」の情報が設備欄ではなく物件名の備考に書かれている、といったことは実際に起こります。どの項目を根拠に判定するかをデータの実物で確認しないと、正しい情報があるのに答えられない・誤って答えるという状態になります。

WHERE IT PAYS OFF

自動化が最も効くのは「人がいない時間」

自動化の効果が最も大きいのは、人が対応できない時間帯です。反響が集中する時間と、営業している時間がずれているためです。

約4
反響が18時〜24時に届く割合
136〜144%
夜間対応の返信率(日中比・導入例)
151%
年末年始も対応した場合の来店率(通年比)
自動返信を入れる目的は「人を減らすこと」ではなく、人が動けない時間の初動を埋めることです。判断が必要な会話は人が担当した方が、結果として来店につながります。
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