物件の内見をする際に確認すべきポイントを紹介していきます。
内見する際に持っていくべきものや、不動産屋さんに聞いておきたいことも合わせて説明していきます。
そもそも内見とは?
内見というのは、端的に言えばお部屋の中を見ることです。webサイトで気になるお部屋を見つけた時に、実際に契約する前には中を見てみたいですよね。
お部屋の中だけでなく、周辺の環境も重視すると思います。スーパーやコンビニの位置、駅からの経路や飲食店の数。そういった実際に住むことを想定して、自分の希望・要望とのズレを確認することが内見の主な目的と言えるでしょう。
内見で確認すべきポイント
■部屋と家具・備品の相性
現在住んでいるお部屋の家具を引越し先でも使う場合は、部屋との相性を確認しましょう。実際に置けるかどうかの確認も当然ながら、色合いなども重視した方がよいかもしれません。
事前にメジャーで家具の大きさを図っておくことはもちろんのこと、家具の写真を取っておいて、内見する部屋と照らし合わせてみるもの良いかもしれませんね。
■今まで通りの生活が継続できるか
実際に住むことをイメージして、部屋の中の設備を使ってみましょう。玄関で靴を脱いでみて下駄箱は靴が入る高さが担保されているか、また、実際にトイレに座ってみてトイレットペーパーは手が届く位置にあるかなど、自分の生活習慣が継続できるかどうかを確認しておくことが、引越し後のストレスのない生活につながります。
■設備は問題ないか
インターホンや照明はきちんと作動するか、排水溝は水漏れを起こしていないか、水道・トイレ・シャワーの水圧チェックも念入りに行いましょう。
特に、築年数の古い物件は設備に不具合が生じているケースも存在します。不動産屋さんも物件の全てを把握できているとは限りませんので、契約してから後悔しないためにもしっかりと確認しましょう。
■セキュリティ
物件のセキュリティも確認しておきましょう。
最近では部屋のドアまで不審者がついてきてそのまま押し入る、といったケースも増えているようです。
オートロックはあるに越したことはないですが、仮にオートロックがあった場合でも、柵を乗り越えて人が侵入できるようになっていないか、自由に出入りできるドアなどが存在していないかなど、不審者が侵入する経路がないかどうかの確認も重要です。
■コンセントの位置
コンセントの位置確認も重要です。お気に入りの家具が置ける配置になっているかどうかは確認しておきましょう。
テレビや間接照明を置く予定の場所にきちんとコンセントがあるか、ソファやベッドでコンセントを塞ぐことになってしまわないか、など家具の配置をイメージしながら確認することで、引越してから悩むことをなくすことができるかもしれません。
■日当たり
できれば日中、太陽が出ている時に内見をするようにしましょう。実際にどういった日当たりになっているかを確認するためです。季節にもよりますが、午前中~15時までに内見えきるようなスケジュールが良いと思います。
物件の図面上では南向きで日当たりの良いお部屋になっていた場合でも、特に階層が低い場合は、実際は目の前に建物があり、太陽光がほとんど入らない、のようなケースがあったりしますので、webや紙の情報だけでなく、自分の目で確認することを心がけましょう。
■遮音性・防音性
周囲のお部屋や外からの騒音をどのくらい聞こえてくるか確認してみましょう。部屋の中で耳をすましたり、壁に耳をあててみるのも有効です。
お部屋の構造も合わせて確認しておきたい所です。RC造・SRC造と行った鉄筋を使ったお部屋は遮音性・防音性に優れています。不動産屋さんに正直な意見を聞いてみるもの良いかもしれません。
■電波状況
自宅でスマートフォンが使えないなんて状況は避けたいですよね。実際にスマートフォンの電波状況を見ながら部屋を1周してみることで、つながりにくい場所が発見できるかもしれません。ベッドやソファなどの家具の配置も変わってくるかもしれないですね。
■カビ・汚れ・傷
お風呂場やクローゼット、天井の隅などは湿気がこもりやすくカビが発生しやすい箇所なのでしっかりとチェックしましょう。きれいに清掃されていて一見すると気付かないケースもあるため、かび臭い匂いがしないかどうかも確認しましょう。
また、設備・床・壁の汚れや傷も要確認です。この点は内見の時だけでなく、実際に契約する場合にも重要です。
契約する予定のお部屋の場合は、入居前に必ず該当箇所の写真を取っておくようにしましょう。そうでないと、お部屋を退去する際に、不要な支払いが増えたり、返ってくるべき敷金の金額が減ってしまうかもしれません。
■ベランダからの眺め
もし、ベランダのあるお部屋であれば実際に出てみましょう。眺望や騒音の確認もですが、周辺のマンションとの距離なども確認することをおすすめします。
入居してから、人の目が気になって洗濯物を干せない、なんてことに気付くのは避けたいですよね。
内見に持っていくべき物
下記3つを持参するのが理想的です。それぞれの使い道を紹介していきます。
・カメラ
・家具のサイズを記載したメモ
・メジャー
■カメラ
内見時は気持ちも盛り上がってしまいがちです。後で家に帰って確認してみたら、、、なんてこともあるので、部屋の内観や周辺環境を撮影しておきましょう。
複数のお部屋を回る場合は、比較することもできますね。動画などで残しておくことでより鮮明なイメージができると思います。スマートフォンがあれば十分ですね。
■家具のサイズを記載したメモ
引っ越す物件に持っていく家具は全てサイズを計測しておきましょう。高さ・幅、奥行きの3つを図っておくことが大事です。後述のメジャーを使いながら、設置できるどうかを確認しましょう。
■メジャー
家具や収納を設置する場所の長さを図っておきましょう。100円ショップのメジャーでも十分です。また、忘れてしまった場合は、不動産屋さんが持っているケースもありますし、最近はスマートフォンのアプリもありますね。
内見で不動産屋さんに確認すべきこと
案内をしてくれる不動産屋さんにも聞いておくべきことがあります。代表的なものは下記の2つでしょう。
■空室期間の長さ
前の入居者が退去してからどれくらいの期間があいているかどうかを聞いてみましょう。空室が続き、なかなか入居が決まらない物件には何か理由があるはずです。また、空室が長い物件の場合は家賃交渉の材料になることもあります。
■近隣のクレームやトラブルの発生状況
物件内でどういったクレームやトラブルが発生しているのかを確認しましょう。騒音やゴミ出し、共用部に私有物を置くなどが代表的なクレーム・トラブルの原因です。
また、マンション・アパート内に張られているチラシを確認するもの有効です。あちこちに騒音やゴミ出しに関する警告のチラシが張ってあれば、心して検討すべき物件かもしれません。
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