C層とは?
C層は、1stメールに対して返信がない、もしくは「今は検討していません」等のお断りのお客様です。A層・B層と異なり、現時点で来店意欲がほぼゼロに近い層です。
追客の全体設計
追客は回数ごとに狙いと内容を変える必要があります。闇雲に「お返事ください」を繰り返しても効果はありません。各回で「顧客がどういう状態か」を想定し、それに合わせた内容を送ることで、返信率・来店率を最大化します。
各追客の詳細 ― 何回目に・何を・なぜ送るのか
1回目
当日(初回対応から3時間以降)
📩 送信内容
・「初回メールを送ったが読んでいるか?」の旨の連絡
・LINEへの誘導URLを記載
🎯 狙い
① 初回メールの既読率を上昇させる:初回メールを見落としている可能性があるため、再度通知を出す
② 既読率が高い環境への誘導:メールよりLINEの方が開封・既読率が高いため、LINEへの移行を促す
💡 顧客の状態:反響を出した直後で関心はまだ高い。しかし他社からも大量のメールが届いており、見落としている可能性が高い
2回目
初回対応の1日後
📩 送信内容
・1回目と同じ文章を送付
🎯 狙い
前日の忙しさでメールを見落としている可能性に対応。同じ文章を再送することでメール受信箱の上部に表示させ、既読率を上げる。
💡 顧客の状態:反響から1日経過。他社と通話・やり取りを始めている可能性あり。まだ自社のメールを開いていない場合も多い
3回目
初回対応の2日後
+ 自動提案開始
📩 送信内容
・LINEへの誘導URLを記載
・「一般的に平均で2〜3社の不動産屋に行く」という旨を伝える
・物件の自動提案を開始(CRMに機能がある場合)、条件変更URLを記載
🎯 狙い
① 既読率が高い環境への誘導(LINE移行)
② 他社との比較前提で来店ハードルを下げる:「他社にも行くのが普通」と伝え、「他で決めかけている」人の背中を押す
③ 問い合わせ物件以外の物件提案で来店率向上:自動提案で新しい物件情報を継続的に届ける
💡 顧客の状態:他社とのやり取りが進行中。「もう他で決めようかな」と思い始めている可能性。しかし他社の対応に不満を感じている場合もある
4回目
初回対応の5日後
📩 送信内容
・LINEへの誘導URLを記載
・物件の自動提案は継続中
・「弊社であればもっと安く見積もりを出せるかもしれない」という旨を伝える
🎯 狙い
① 問い合わせ物件以外の物件提案で来店率向上
② 既に初期費用の検討を行っている層からの来店率向上:他社で見積もりを取った結果「高い」と感じている人に対して、安く出せる可能性を訴求
💡 顧客の状態:他社で内見・見積もりを進めている段階。初期費用の高さに驚いている場合あり。「もう1社くらい比較してみようかな」というタイミング
5回目(最終)
初回対応の10日後
📩 送信内容
・LINEへの誘導URLを記載
・物件の自動提案は継続中
・「審査についてやその他の不安なことはないですか?」という旨を伝える
🎯 狙い
① 既に申込みを行っている層からの来店率向上:他社で申込みをしたが審査に不安がある人を救い上げる
② 他社の接客担当者に不安を覚えている層からの来店率向上:「この担当者で大丈夫?」と感じている人に安心感を提供
③ 問い合わせ物件以外の物件提案で来店率向上
💡 顧客の状態:他社で申込み〜審査の段階。自社への関心はほぼゼロ。ただし他社の対応や審査結果に不安がある場合、ここで拾える可能性がわずかに残っている
⚠ 5回で反応がない場合 → ここで追客終了
5回追客しても返信がないお客様に対し、6回目以降の追客を行ってもそこから返信が来て復活する確率は2%以下です。
スタッフ1人が追客メールを作成・送信するのに1件あたり5分かかるとすると、50件×5分=250分(約4時間)を投下して、復活するのはわずか1件。その4時間をB層への丁寧な対応に充てた方が、はるかに多くのアポを獲得できます。
例外:30日後のロングフォロー
6回目
初回対応の30日後(任意)
📩 送信内容
・LINEへの誘導URLを記載
・「2ヶ月以内であれば来店してもらえますよ」と訴求
🎯 狙い
当時は時期が早かった(興味本位の問い合わせ)が、1ヶ月経って引越し時期が迫っている可能性がある人への最後のアプローチ。反響時は「まだ先」だったが、30日後には「そろそろ動かないと」になっているケースを拾う。
💡 これは「5回で切る」ルールの例外。自動提案が継続中であればCRMが自動で対応するため、人手はかからない
5回で切った後はどうする?
5回の追客で返信がなかった場合、以下の2つの選択肢があります。
① 物件自動提案をONにする
条件に合う物件が出たら自動でメールが送られる設定に。人手をかけずにロングフォローが可能。
② 完全に終了する
対応リストから外し、新しい反響への対応に集中。「追客しない」という判断も立派な戦略です。
まとめ
C層への追客は5回・10日間で切る。6回目以降の復活率は2%以下。
各回で「顧客の状態」を想定し、それに合わせた内容を送ることが重要。
追客をやめることは「諦め」ではなく、B層に集中するための戦略的判断。