激戦区で戦う小規模仲介業者が取るべき電話戦略
東京・三軒茶屋エリアの競合架電データに基づく、限られたリソースで最大効果を出す電話+SMS戦略
① まず、1回目の電話が早い
SUUMO受付から初回架電までのリードタイムを実測した結果、最速のA社(11店舗)はわずか2分で架電。B社(直営67店舗)も5分で接触してきます。反響直後の「最初の5分間」は競合が即座に殴り込んでくる激戦区です。
💡 最初の5分間にA社・B社が即座に接触。通常の「5分〜10分以内の対応」では、既に競合と通話中になっている可能性が高いのが現実です。
② さらに、2回目以降もかけてくる
1回目が早いだけでなく、C社(直営203店舗)は最大7回、D社(東急沿線10店舗)も6回電話をかけてくることが判明。店舗数に関係なく、架電を徹底する企業が存在します。小規模業者が回数で勝つのは現実的ではありません。
競合の各社架電タイミング詳細
各社が何日目の何時にかけてきたかの詳細です。
| 企業 | 店舗数 | SUUMO 受付 |
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A社 | 11店舗 | 16:31 | 16:33 | 12:40 | 19:52 | 13:20 | 19:18 | — | — |
| B社 | 67店舗 | 16:30 | 16:35 | 18:36 | 16:35 | 11:54 | — | — | — |
| C社 | 直営203店舗 | 16:28 | 16:44 | 18:03 | 18:31 | 8:50 | 10:42 | 19:38 | 15:46 |
| D社 | 東急沿線10店舗 | 16:26 | 17:32 | 9:46 | 12:32 | 18:15 | 10:53 | 18:47 | — |
| E社 | 直営37店舗 | — | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
| F社 | 1店舗(FC) | — | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
※店舗数はFC含む全国展開数。調査日:2024年12月5日実施
電話の回数勝負では勝てない
C社は7回、D社は6回も電話をかけてくる。小規模業者が同じ回数をかけるのは現実的ではありません。
では、どうするか? → 電話は2回にとどめ、SMSで攻める戦略にシフトします。
③ では、どうするか? ― 電話は2回。あとはSMSで攻める
1回目は早い。2回目以降もたくさんかけてくる。回数勝負では勝てない。
であれば、何とか頑張って電話は2回はかけましょう。1回目は即かける。2回目はゴールデンタイムから1つ選んでかける。あとはSMSで攻めます。
電話のつながりやすいゴールデンタイム
2回目の電話は、以下のゴールデンタイムから1つ選んでかけましょう。特に夜間(18:00〜20:00)がおすすめです。仕事終わりでスマホを触っている時間帯であり、つながりやすく会話もしやすい時間帯です。
電話不通時にはSMSを送る
1回目の電話が不通 → SMS 1通目を送る。2回目の電話が不通 → SMS 2通目を送る。
反響直後に即かける
割り込みSMS
ゴールデンタイム(夜間推奨)
夜間チャット誘導
2回目で電話は終了。ここからは「電話嫌い層に寄り添うキャラクター」に徹する
電話に2回出ない人 = 電話が嫌いな人。それ以上かけても逆効果です。
ここからは「電話しないで、チャットで話しましょう」と差し出す唯一の会社になることが最大の差別化。
競合が5回、6回と電話を続ける中で、あなたは「電話嫌い層の味方」としてポジションを取れます。
📱 状況別SMSテンプレート
📌 SMS 1通目:1回目の電話不通時(他社と通話中の可能性大)
目的:通話中の画面に通知を出し、他社通話終了後の「次の予約」を取る
「現在、他社様とお電話中かと存じます。お忙しいところ着信を残してしまい申し訳ありません。
もし他社様で「内見」の話になりましたら、少しだけお待ちください! 当店なら他社の紹介物件もまとめて空室確認・ご案内が可能です。
あちこちの不動産屋に行く手間が省けますので、このお電話が終わりましたら、ぜひ一度LINEでご条件をお聞かせください。【LINE登録URL】」
📌 SMS 2通目:2回目の電話不通時(電話嫌い層確定)
目的:「電話=もうしません、チャットで話しましょう」の姿勢でLINEへ誘導する
「〇〇不動産の[担当者名]です。先ほどはお忙しい時間帯にお電話してしまい、大変失礼いたしました。仕事終わりのリラックスタイムに、営業電話なんて出たくないですよね…。配慮が足りず申し訳ありません。
実は当店、深夜24時までチャット・LINE対応を行っております。お電話でなくても、LINEで条件だけ投げていただければ、寝る前の空き時間に物件情報をお送りできます。
もしよろしければ、こちらからご希望をお聞かせいただけませんか? 【LINE登録URL】」
まとめ
① 1回目の電話は即かける(スピード勝負はここだけ)
② 不通ならSMS 1通目で「次の予約」を取る
③ 2回目はゴールデンタイム(夜間推奨)にかける
④ 不通ならSMS 2通目で「電話嫌い層の味方」として登場
⑤ 以降は電話をやめ、「チャットで話しましょう」のキャラに徹する